映画『最強のふたり』を見ると人の尊厳について考えさせられる
Netflixでたまたま気になって見たいと思った映画『最強のふたり』
首から下が麻痺して動かなくなってしまった男性(フィリップ)と前科持ちの黒人男性(ドメス)が介護をしていくという映画。
なんと実話を基に作成されています!
この黒人男性(ドメス)は介護士になろうと思った訳でなく、軽い挑発に乗ってしまい、介護をしていく事になるのです。
家庭が複雑で周りや家族から疎ましく思われている荒くれ者が介護なんて出来るわけがないのにどうやってと思いました。
もちろん介護の知識はありません。
見よう見まねで介護をしていくのですが、フィリップが障害者というのを忘れ、スマホが鳴ったら手渡ししようとしたり、足に感覚がない事で熱がらないかお湯をかけて実験したり、思いやりという気持ちが全くありません。
普通は障害者相手にそんな事はしません。
しかし、その普通は介護側の意見でしか無かったと気付きます。
フィリップの友人があんな荒くれ者をそばに置いておくのは危険だと忠告します。
しかし、同情する事無く、皆と同じ1人の人間だと思わせてくれるから一緒にいるとフィリップは言います。
その言葉を聞いてハッとしました。
ここまで映画を見ていて自分の感情はどうだったか、同情しながら見ていたんじゃないかと気付きました。
介助される立場の人からすると優しくしてほしい訳でも、丁寧に接してほしい訳でもなく、1人の人間として扱って欲しいのだなと考えさせられました。
そして、映画後半はフィリップとドメスの関係がとても良くなり、ちょっと悪いことや楽しい事を共有しあって絆を深めていきます!
もっとも感動したのはラストに流れるテロップです!
このテロップの良さは映画を見た人にしか分からないと思います。
ドメスがユーモア溢れる言葉を良く使うので最初から笑って楽しみながら見れます!
オススメしたい映画です!
最後まで読んで頂きありがとうございました😊